葉っぱビジネスで有名な徳島県上勝町へ3月6日~7日の2日間スタディツアーに参加してまいりました。
前職で徳島県には何度も足を運んでおりましたが、上勝町へ行くのは初めて。
会社としても「環境」というくくりでCSRだけでなく、ビジネスのヒントを掴めないか大変興味のあるツアーです。
最初の講義は、いろどり農家さんからの話題提供。
苦労話も丁寧にお話いただきました。
話題提供いただいた方のお子さん夫婦が地元に戻ってくるための新しい自宅建設で、庭に植えていた桃の木を伐採することになったとのこと。
この日は伐採前に最後の桃の枝を収穫した商品を見せていただき、
商品のパック詰めにも色んなノウハウがあって、誰でも簡単にできる仕事でないと感じました。
続いて株式会社いろどりの横石社長に、現在に至るまでの経緯や苦労話についてご講演していただきました。
夜の懇親会は花本町長もご挨拶にお越しいただきました。
懇親会では他の参加者の方々とも交流を図り、色々な話を伺うことができたのは良かったです。
翌日は講義の後、新規就労者が実務を学ぶための実習場を案内していただきました。
葉っぱビジネスといってもノウハウがあり、いきなり誰もができる仕事ではありません。
でも、新規参入できないとIターンやUターンで若者に定住してもらえない、という問題もあるため、このような実習地で基礎を学んでもらおうということのようです。
最後はゼロ・ウェイストということでゴミを0(ゼロ)にしようという試みです。
ゴミを13品目45分別する活動を町民一人一人が実践していることに驚きました。
林業が廃れ、過去に主産業であったみかん栽培が悪天で打撃を受けた上勝町。
高齢化と人口減少が進む徳島県の中山間地域ですが、「持続可能な社会の実現」ということを軸に
前向きにチャレンジされている姿勢が印象的でした。
SDGs(《Sustainable Development Goals》持続可能な開発目標)を学ぶツアーとして参加しましたが、ツアー参加者や現地の方など様々な方と交流ができたことは大きな刺激となりました。
また、上勝町の歴史や取り組み姿勢を学ぶこともできたことは大変有意義であり、貴重な時間を過ごすことができたと思います。
今回の学びを今後の事業活動にも活かしていかねばならないと強く感じるツアーでした。