職人の手が入ってはじめて完成するオリジナル・オーダー家具。
永く受け継がれる家具にするためには、職人の熟練した技術・技能がかかせません。
また、普段見る事のない細かい所までこだわる職人の魂・想いがあってこそ、はじめて良い家具になるのです。
オーダー家具は量産品でなく毎回異なる形のものを作り上げていくため、手間は大変なものです。「打ち合わせ」「デザイン・設計」「家具製作」「現場取付」など、各工程で熟練した技術・技能者が必要となってきます。
その各工程の中でも「家具製作」において一人前といわれる家具職人になるには、宮大工のように大変長い歳月を要します。
同じものを作ることは殆どない仕事の中で、職人たちは腕を磨き熟練の職人へと成長していくのです。
オーダー家具のひとつひとつに家具製作に携わる人の想いが込められています。
当社でも一番の家具職人は中学校卒業以来、田舎から単身上阪し、会社に住み込みで働き大変厳しく指導を受けてきました。
今でこそ、家具の配達に自動車を使いますが、当時は荷台付自転車での家具配達。
徒弟制度のもとで配達は当然、若手の仕事です。せっかく配達をしても気難しい職人さん達の多かった建築現場では、なかなか家具を搬入させてもらえないことも多く、気苦労も多かった日々。
そのように毎日、配達と簡単な家具製作の手伝いを何年も続けてようやく一人で家具作りをさせてもらえたのです。
そして一人で家具製作を行うようになってからも一人前になるために更なる修行が続きます。
オリジナル家具に携わる者は生涯修行の身であり、技術・技能に完成形というものはありません。
お客様の喜びが大きくなるように・・・
長く愛用していただきますように・・・
購入して良かったと思っていただけるように・・・
人が使う物だから、人に優しい家具を。