久々の更新となる箭木です。
インターンシップ生を受けるようになって今年で4年目。
今夏は関西の各大学から1人=5日~14日といった期間で日程を調整して
合計33名の学生さんたちにお越しいただきました。
年々、インターンシップ参加を希望する学生さんが各大学で増加傾向にあるようで、
予想以上に多くの学生さんが応募してくれました。
応募していただいた以上、できるだけ断らずに受け入れようと努めた結果、参加学生の多い日は
1日で10名以上という日もあり、非常に賑やかでした。(本音はちょっと大変だけど・・・)
今年は女子学生の方が多かったのですが、皆で相談しながらも夏の暑い工場内で
文句も言わず、真面目に黙々と作業を行っていました。
余談ですが、最近の学生を見ていると男性よりも女性の方が色んな意味でしっかりしている人が多いように思います。
木工所ということもあり、基本的には家具の製造補助を行いますが、基本的なことを教えたら
先に教わった学生が他の学生に教えていくといったやり方で、自らも人に何かを教える難しさを
経験してもらうようにしました。
皆で分担して教え合いながら家具を仕上げていく。
この過程で一人一人が理屈だけではない多くのことを学んでいきます。
どのようにしたら人に分かり易く伝えることができるのか、
他大学の学生に教えてもらう際には、どのように接すればよいのか、
手が空いたら何をするのか、また誰に聞けばよいのか、
等々、普段は接することのない他大学の学生との交流の中から学ぶことは非常に多いと思います。
そして、全員が木工作業を体験することによって
「考えていたよりも1つの家具を作り上げることに多くの労力を費やし、多くの失敗を重ね、
大変な苦労の結果、ようやく1つの家具が完成する」ということを全員学びます。
また「夏場の木工所は非常に暑く、毎朝8時までに連日出勤することの大変さ。
そのために体力と気力が必要」このことも例外なく全員参加して初めて知ることです。
せっかくインターンシップに参加してもらっている以上、優しいことばかりでなく、仕事の大変さを知ることも
非常に大切だと考え、心を鬼にして(?)大きな怪我をしない程度に頑張ってもらっています。
弊社としてもインターンシップ生を受け入れることによって大変な労力は費やしますが、多くの価値があると考えております。
・社会貢献活動
・社員への刺激
・社内の雰囲気が明るくなる
・木工業界に就職を希望する学生の確保
・常識に捕らわれない発想
等々、挙げれば多くの良い効果が期待できます。
夏のインターンシップ生の受入れが始まるころに夏が始まり、受入れの終わる͡ころに夏が終わる。
長いようで短い弊社のあつ~い夏、今年も無事に乗り切ることができました。
引き続き、業務に邁進していきます!!