諸塚村。

一体どのくらいの人が読むことができるでしょうか。

また、どこにある村なのか知っている人は・・・。

諸塚村の方には失礼ながら私も今回の研修に参加するまで場所も読み方も知りませんでした。

宮崎県の大自然に囲まれた椎葉村や高千穂町の隣にある諸塚村(もろつかそん)。

1年前の2017年1月28日(土)~30日(月)に参加してきた研修の報告を今頃になってアップさせていただきます

宮崎空港に到着諸塚交通のバス

宮崎県は初めてだったのですが、宮崎空港にはヤシの木が植えられており、1月でしたが、いきなり南国気分。

諸塚交通さんのバスに乗せていただき一路、諸塚村に向かいました。(バスで2時間以上の道のり)

 

まず初めに諸塚村の森林組合を見学させていただきました。

ここではFSC認証を取得し、宮崎の「もろつか」ブランドとして地元の材をPRしていました。

均等割りされた地元の杉材が並べられていた FSC認証で材の価値向上に努めている

事業内容は違えど、弊社としても参考すべき取り組み内容です。

自動で木材の長さを選別するらしい 高度なマシン

林業は「お金にならない」と言われますが、実際に加工の工程を見せていただくと、考えていた以上に機械化が進んでおり、それなりに生産性は高いように見えました。

それでも林業を取り巻く環境が厳しいということでFSC認証の取得やブランド力の向上に努めているのだと思います。

数十年前から大きく取り組み体制が変わらず、気が付けば業界全体として大きく沈んでしまっている木工業界にとっても参考になることが多く勉強になりました。

もろつかブランド仕上がった材がきれいに並べられている

初日の夜は近くで夜神楽(よかぐら)があり参加させていただいたのですが、神楽が何なのかも知らなかった私にとって未知の文化と接触する非常に良い機会となりました。

朝まで交代で踊り続けるというので、それにも驚きましたが、地元の方がよそ者である私達でも受け入れてくださり、朝まで飲み交わすという習慣にも圧倒されました。

見た目以上に踊り続けるのは大変そう 諸塚村の夜神楽

日本国内にも、まだまだ私が知らない地域や文化、風習があることに気付かされた非常に濃い1日でした。