神戸から来ました19歳 I・Mです。

私は来年からドイツで家具職人の国家資格を取る予定でいますが、日本ならではの木工について学びたいと思い、インターンシップに参加させていただきました。若い頃からインテリアデザインやものづくりに興味を持っていましたが、このインターンシップが自分の将来をより明確に想像できるきっかけになったと思っています。

今まで木工教室で作品を作る機会はありましたが、そこにはなかった、さらに大きくて巧妙な機械を使わせていただくことによって、私たちが日常で使っている木製の家具がどのようにして出来上がっていくのかを直に学ぶことができました。

また、始めてベニヤ板や化粧板を使用し、目にしたことのない様々な部品や加工方法について学びましたが、本当に新鮮で勉強になる経験でした。各社員さんの仕事を見学する機会もいただきましたが、難しいことを無駄のない動作でこなすのを見て、改めてプロの凄さというものを実感しました。

インターンシップでの自由課題として、一辺およそ100mmの箱を作らせていただきました。この課題では、箱をいかに左右対称に作るか、いかにビスを目立ちにくくするかなどを意識して丁寧に作製することを心掛けました。箭木木工所で学んだことを生かし、9割程自分の実力で木箱を製作することができ、とても美しい作品に仕上げることが出来ました。自分のスキルの上達を強く実感できた経験となりました。

インターンシップに参加させていただいたことによって、ドイツでの勉強に活かせる沢山の知識だけではなく、日常生活に役立つ木材の特性や、注意点なども学ばせていただき、本当に貴重な経験をさせていただくことができました。また、多様な文化的背景を持つ新しい仲間もできたので、これからも交流を続けていくことができたら何よりです。

2週間という短い間でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。

本当にありがとうございました。