はじめまして、インターンに参加させて頂いている、大阪芸術大学 建築学科3回生の川﨑由梨です。

今年は私にとって、木工の夏でした。

 

私は大学の課外活動で川上木匠塾という活動に参加しています。川上木匠塾とは、吉野の間伐材を用いて、奈良県川上村に夏の1週間泊まり込んで、木製遊具やバス停、ベンチ、パーゴラなど、川上村の方々に使って頂けるものを制作する活動です。今年は8月15日~21日まで木匠塾での活動を行い、その3日後の24日から箭木木工所でのインターンシップに参加しました。

 

2週間に渡って木に触れる日々を過ごすなかで、様々な体験をし、木について深く学ぶことが出来ました。

木匠塾では丸太を用いて制作を行います。丸太1本1本の曲がりやうねりに合わせた加工をする必要があり、現場合わせの工程がとても多いです。また、チェーンソーやのみを使って、感覚的に加工を行うので、丸太同士をぴったりと嵌め合わせるのはとても難しいです。

木工所では合板を多く用いて作業を行いました。丸太のような加工の難しさはありませんが、家具というスケールの小さな物を作る為、ちょっとしたズレなどが生じると製品としては成り立ちません。細部まで気を使って加工を行う為、神経を使います。

木工所での作業風景

使用する材料、作る物の目的や大きさによって、必要な手順や工程が全く違い、新しいことばかりの2週間でした。

木工の大変さだけでなく、周りの人と協力することの大切さや、一緒に同じものを作り上げる達成感や楽しみも学ぶことができ、貴重な体験が出来たと思います。丁寧に仕事を教えて下さった社長と劉さんをはじめ、木工所の職人さん方、家具塗装屋の方、一緒にインターンに参加した学生さん、ありがとうございました!

今後の大学生活や就職活動でこの経験を活かしていきたいと思います!7日間お世話になりました。