武庫川女子大学 生活環境学科 1回生の岡本菜々子です。

私は8/26~8/31の期間、インターンシップ研修生として箭木木工所さんでお世話になりました。

大学では住居学や建築概論、設計製図、生活造形など建築やものづくりの基礎となることを学んでいる最中でまだまだ知らないことがたくさんある状態での参加でした。しかし大学での学びや得た知識が実際の仕事でどのように活かされ、知恵として働いているのかを知りたいと思い体験することを決めました。

1日目の朝礼を終えると、製品のシートの貼り付けや掃除をやらせてもらい早速、家具製作に関わらせていただきました。機械の名前や使用方法も何も分からない私でしたが丁寧に教えていただき、使用する機会も何度か与えていただけたので少しずつ コツを掴めるようになってきました。また、共に参加していた上回生の方々にも助けてもらいながら6日間を乗り越えることができました。

作業内容は主に実験用ボックスの作成をし、様々な工程の体験をしました。

練り合わせ

コルクの貼り付け

1日目からの作業の丁寧さが後々の工程にに影響を与えるのだということを感じました。少しでも板が斜めを向いていたり欠けていると製品にならないので丁寧で手際の良い作業を重ねることを心がけました。

日を重ねるごとに自分で使用できる機械や道具が増えてきて、嬉しかったです。また、どんな工程でもまず「やってみよう」と声をかけていただけたのでいろんなことに挑戦することができました。

箱と蓋の取り付けで使用したビス

作業場

ビス打ち

 

↑このビス打ちの工程は最終日にやったのですが一番苦戦し、慣れるまでに時間がかかりました。大変でしたがもっとうまくなりたいと思いました。

実験用ボックスの作成の他にも配達や塗装屋さんでの手伝い、家具製作の助手などもさせていただき貴重な経験になりました。一つの製品が完成するまでには様々な工程があり、色んな人の手が加わっているのだと改めて実感しました。また、木工のお仕事についてのお話以外にも進路や将来についてのお話もしていただきとても感謝しています。

木の香りと木材に囲まれ温かさを感じる箭木木工所さんで素敵な6日間を過ごさせていただきました。

職人の方の技術やお仕事の姿勢を間近で体感することができ、また自然の産物である木との関わりも考え直す機会になりました。今後の大学生活でも木材の製品や建築について詳しく学んでいこうと思いました。

6日間お世話になりました。ありがとうございました。