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畿央大学 健康科学部 人間環境デザイン学科 2回生 Yです。

大学では建築やインテリアについて学んでいます。

木を使用したスツールの製作を行う授業が私の通っている大学にあります。その授業では木を扱いましたが、木工について学ぶ時間は少しだけでした。私は、木工について学んでみたいという気持ちや、「働く」とはどういうことなのかを知りたいという意欲があり、インターンシップに参加させていただきました。

 

インターンシップでは自由課題として、最大高さ:約150mm、幅:約110mm、奥行き:約230mmの箱を作りました。自分自身で使用する板の厚みや寸法を考えることは難しかったですが、一からものづくりをする貴重な体験でした。職人さんに教えていただきながら、約1日かけて製作しました。職人さんには、お忙しい中私に時間を割いていただき、丁寧に教えていただいたのでとてもありがたく思っております。下穴を開けたり、ビスを打ったりする作業には、想像以上の力の強さが必要だということを知り、それを軽々となさっている職人さんのすごさを体感しました。また、小さな箱を一つ作るだけでも沢山の工程があることに驚きました。製作していく中で分かってきた問題点を改善しながら作業し、完成に至りました。

小物入れができました!

打ち合わせに同席させていただいた際に、図面からは読み取れない細かいところまで話し合いをすることがより良い仕事につながることを理解しました。特に、私が自由課題を製作する際は作業をしながら、部材同士の接続方法や板の大きさについて考えていました。それは、自分自身が考えて使用するものを形にする際には有効な方法かもしれませんが、自分自身で使用しない商品等の製作においては、その方法では良くないと理解しました。また、図面からは読み取れない細かいところまでお客様と話し合い、確認を取ることでお客様との考えのズレが小さくなり、会社の信頼度が増すことを学習しました。私は、細かいところに気付き、それを発信できる能力と自信を持ちたいと思いました。それは今後の大学生活を送る中で身につけていきます。

 

インターンシップに参加させていただくことによって、大学では学べないような知識や考え方を教わりました。実際に自分自身で作業させていただいたことで、より木工についての理解が深まったと思います。私は、将来どのような職業につきたいか、具体的な考えは持っていません。しかし、インターシップで学んだことは必ず何かしらの方法で自分自身の助けになると思います。自分の仕事に誇りをもって働ける人間になれるよう、将来に向けてこれからも精一杯頑張ります。

 

5日間という短い間でしたが、本当にお世話になりました。ありがとうございました。