IDOです!8月末に安全道場に行ってきたので、そのことを書きたいと思います。
場所は寝屋川市に(株)エクセディという車のクラッチ等を作っている大きな会社で、10名ほど集まって行われました。
金属加工系の会社の人が多く、予想通り木工所関係は私一人だけでした。
内容は座学を30分ほど、あと3時間半ほどは実際にモノを見ながら体験といった感じでした。

いろいろと体験させていただいたのですが、2つに絞って書きます。

吊り上げ体験

一つ目は吊り下げ体感で、全身型のハーネスとベルト型のハーネスの両方で吊り下げてもらい、違いを実感するといったものです。

ベルト型は予想通りお腹に体重が集中して、常に力を入れていないと耐えられず、力を抜くと気を失ってしまうんじゃないかという恐怖がありました。腹筋に力を入れている状態なので声を出せても1m先までしか届かないないようなもので、自力では助けを呼べないと実感しました。

それに対して全身型ハーネスは楽です。吊られても余裕で助けを呼べます。しかし全身型でも欠点はあって、太ももの動脈が走っているところを押さえているので、吊られて20分ほど経つと血栓ができてしまう可能性があることです。そのようなことから、吊られている間も壁などを使って、片足をついて片方ずつ血を流すなど工夫が必要とのことです。

これを知ってるか知っていないかで致死率が大きく変わってくるので、この先ハーネスに吊られることがあるか分かりませんが、知ることができてよかったと思います。

脚立 安全使用

2つ目は脚立の使用方法についてです(写真は弊社の脚立です)。エクセディさんのところでは細かくルールが決められています。まとめると、脚立の1段目と2段目は使用しない、脚立に向かって正面からもたれながら作業する、の2点です。

全部を参考にしようとは思いませんでしたが、その講習中に講師の方が言った言葉が心に残っているので、

それを紹介します。

「事故は偶然が重なって事故になる」です。

脚立のルールを守らなくてもそこまで不安全ではありません。しかしそこに別の要因が加わったら、例えば蜂が顔に向かって飛んできた、誰かが横でモノを倒して大きな音が鳴った等です。

十分にありえることです。そんなときでもすぐに脚立を掴める、バランスをくずしにくい姿勢でいることで、

事故を防げます。

この言葉は私のなかで一生残そうと思いました。

この考えを得られただけでも行ってよかったなと思いました。

これからも安全第一でやっていきたいと思います。