神戸芸術工科大学3年木工コースを専攻している三宅博己です。

私は、将来、自分で作った家具を商品として売り、生活していきたいと考えています。そのため、様々な経験が必要だと思った私は、インターンシップに行こうと思い、インターネットで木工の家具を作っている工房を検索しました。検索した結果、私は、箭木木工所を見つけました。そもそも、木工の工房でインターンシップをしているところは、非常に珍しいです。そのため、見つけたときは、ものすごくうれしかったです。

箭木木工所さんでは、インターンシップする前に見学して、ここでインターンシップをしたいかどうかの確認をした後にインターンシップが始まります。ここでのインターンシップは通常5日間と言われたため、私は5日間行くことにしました。内容としては、主にフラッシュ構造を用いた立方体の蓋つきの箱を作るといった内容です。

初日は、ベニヤ板の端材から箱の長さ分の材をどんどん切り出し、芯材と言われる棒材を沢山作っていきました。

木を細かくカット

2日目は、その芯材から箱の骨組みを作っていきました。気づけば、半日で合計、154個の枠組みを作っていました。私自身、驚きを隠しきれませんでした。午後からは、パネルソーというでかい機械を使って厚さ、2.5ミリのベニヤ板を154枚切り出していきました。切り出しが終わると、枠組みとボンドを接着させ、プレス機で挟み2日目が終了しました。

板を作る作業パネルソー 木工加工プレス加工

3日目、朝8時から1階のパネルソーを使って、2日目に作ったものを長さ5ミリカットしていきました。それが終わると、次は、出来上がった商品の掃除の仕事を頼まれました。傷をつけてはいけないと思った私は、ものすごく緊張しながらその作業に取り掛かって少し時間がたち、お昼休みに入りました。お昼が終わり、午後からもその仕事をするのかと思いきや、トラックで商品の納品と資材の回収をすることとなりました。インターンシップでお世話になった森さんと2人で行くことになりました。トラックで商品の納品と資材を回収している間、森さんから仕事のお話や、家具の企業について、フリーで稼ぐには、どういうことが必要かなど、貴重な話を聞くことができて、とても充実した時間の過ごすことができたなと感じました。

4日目、この日は、なんと、3分間スピーチという私自身について語る時間が朝礼として設けられました。事前に副代表の劉さんから伝えられていたので、文章をある程度考えて、挑みましたが、緊張せずに話すことは不可能でした。ですが、文章を考えてきたこともあって、それなりに話すことができました。劉さんからも、思ったより良かったと褒めてもらえました。4日目の仕事は、3日目の続きの仕事で、完成した商品の掃除をしていました。やはり、商品という事もあって、慎重に丁寧に作業を進めなければならないと思いながら私は、作業をしていました。気が付けば、14時30分頃になっていました。私自身もそう思いましたが、劉さんからいつまでやってるの!と言われました。きれいにしようと思う気持ちから、ほとんどの時間をその掃除の時間に使ってしまったのです。掃除が終わると、森さんの仕事のお手伝いをして、4日目が終了しました。

木工作業

5日目、この日も、商品の掃除の仕事を森さんから頼まれました。仕事をするスピードが遅いため、私でいいの?って思いながらその仕事を始めました。言わずもがな、朝から14時30分頃までかかりました。その仕事が終わると、森さんの仕事のお手伝いを15時頃まで行い、その後、ブログを書きました。

インターンシップで私がこれまで、使ったことのない機械を使わせてもらったり、世間話や、仕事の話等を聞くことができ、良い経験ができたなと感じました。