CSR担当の箭木です。
フィリンピン研修について久々の更新です。

長い移動の後に植林事業地へ到着しました!!

植林する苗木の準備 苗木と地元の人

地元の方に苗を用意していただき植え付けの体験をさせていただきました。
時期としては植え付け適期ではなかったのですが、わずかばかりでも植え付け体験をさせていただき
植林をする際のイメージをつかむことができました。

植え付け作業

ちなみに日本では山の木を切っても勝手に再生するイメージがありますが、
フィリンピンの現地では一度禿山になってしまうと様々な要因から再び同じような
木々の生い茂った山に戻ることは容易ではありません。

なかなか再生しない禿山 数十年前に伐採された山 木々はまばらにしか再生していない

周辺の山々は禿山が多かったのですが、数十年前に日本の商社が山ごと購入して皆伐していったそうです。
それから月日は流れていますが、移動中の車内からも似たような禿山が沢山見られたので、
森林再生の難しさ思い知らされました。

その後は宿泊する村へ移動し苗畑を見学させていただきました。

苗の様子 小さな実生苗

現在は、良くも悪くも植林のための苗生産が現地の人にとって貴重な現金収入源となっているそうです。

牛の糞と土、もみ殻を混ぜた用土で種の植え付けも少し体験させていただきました。

用土を用意 ポットの様子

村では外国人が来ることなんて滅多にないことのようで、ちょっとした
夕食後に歓迎会を行っていただきました。

バナナの葉の上に夜食を広げる

現地では手で食事をするのが普通でスプーンはご飯を小分けするために使います。
抵抗がないと言えば嘘になりますが、そこは現地の風習に合わせるのがマナー。
村の人は指先をうまく使ってご飯を口に運んでいましたが、ご飯がパサパサなため、口まで運ぶのに結構苦労しました。

ダンス

子供たちがダンスも披露してくれたので日本のお土産を用意しておいたのですが、紙風船が好評でした。

村長の自宅 自宅内 寝室

その日、私は村長の自宅にホームステイさせていただいたのですが、モノに溢れかえった日本とは違い
生活に最低限なものだけがそろったシンプルな生活を垣間見ることができた貴重な経験となりました。