「カケヒ」と言ってピンとくる人は造園関係者か日本庭園好きの方だろうか。。。

漢字では「筧」と書くようだ。

今回、個人邸で約30年間使われているカケヒの木製部分が腐敗しボロボロになっているため作り替え作業。

ボロボロになったカケヒ30年使っていると腐ってボロボロの筧(カケヒ)

上の写真のように筒は人口竹を使っているため、まだまだ活用できますが、木部は触っただけでポロポロと崩れてしまいそうな状態に(;・∀・)

 

 

ヒノキ角材 角材に穴を開ける

腐り難いヒノキの角材で作り替え。

ヒノキ自体は柔らかい木材だけど、堅い節があったりするので、穴を開けるのは少し大変でした(^^;)

 

 

いくら腐り難いヒノキと言っても木なので、腐ることには変わりありません。

そこで、クレオソートという強力な防腐材をしっかり塗り込みます。

細めに防腐剤を塗り直すと木でもホントに腐らないんです!!

 

 

クレオソートを塗ってから1日乾燥させ、古く腐った木部と交換。

穴は微妙に斜め方向に開けていたため、いい感じで竹筒も傾斜がつきました(^^)/

カケヒは人工竹と木部がセット売りされていて、木部のみのパーツ販売されているのを見かけないので、木部のみ交換してほしいといった要望って案外あるんじゃないかな~と思いました。