アフリカと日本を結ぶABEイニシアティブ
とうとう12月に入り、年末が近づいてきました。
本当に年齢を経るにつれて時の流れがますます速くなってきている様に思います。
さて皆様、”ABEイニシアティブ”とは何か、ご存知ですか。
名前すら聞いたことがない方がほとんどなのではないでしょうか(かくいう私も知りませんでした…)
略さずに表記すると、”African Business Education Initiative for Youth”
つまり、”アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ”と訳せます。
内容を端的にいうと、
「5年間で1000人のアフリカの若者に対し日本の大学や大学院での教育に加え、日本企業でのインターンシップの機会を提供するもの」
とのことです。(詳細はJICAのHPをご覧ください)
アフリカと日本のビジネスにおける結びつきは恐らく世界的にみても、ヨーロッパ圏に比するとかなり小規模かつ後手になっているのが現実であり、
そこには立地や様々なリスク・背景が絡んでいるということですが、
以前のインド・東南アジア諸国と同様に、今後数十年での発展が見込め、多くの土地と資源と人材を潜在的に保有しているアフリカで、
ビジネスチャンスを得る為にはとても有効なプロジェクトですね。
このプロジェクト、余り縁がなさそうに思われるかもしれませんが、
9月から約1ヶ月間までこのプロジェクトを利用して、なんとタンザニアからグレゴリーさんが当社にインターンに来てくれていました!
どうしてまた木工なのかといいますと、
故郷のタンザニアでは革製品等の製造を行っている企業に所属されているのですが、
国内、近隣諸国の市場拡大をうけて家具製造に着手するということで、
この度当社にインターンを希望されました。
以前にグレゴリーさんが投稿してくれた記事もありますので、よろしければご覧ください。(ただし全文英語です…)
主に学生インターン同様に木箱製作や現場への配送などを手伝ってもらい、
実際に工場で作業している職人の姿をみながら、
家具がどのようにしてできていくのかじっくり観察されていたのが印象的でした。
今回のインターンを通して、さあアフリカ進出へ!
と、もちろん話はそう簡単にはいかないのですが、
引き続き多角的な視点で、未開の分野に挑戦していく姿勢は大事ですね。
私も現実的にアフリカへ市場開拓に乗り出せるよう、もっともっともっと成長していかねばと思います!
(山本)