今日はNCの加工で少し苦戦したので、そのことについて書きます。
厚み40のものに菱形のような穴を開ける加工です。
最初は菱形の角のrをNCで丸くあけて、その円に接する直線をノミで加工してもらおうかと考えました。
出来上がったものを職人さんに持っていくと、ここからノミでやるのはしんどいで、NCでこの斜めのところも削ったらいいやん、と言われました。いやー簡単に言ってくれますね。でも、たしかに、厚み40で加工も4か所あるのでちょっとしんどいですね。
てなわけで、チャレンジしてみます。さすがに一発勝負は怖いので、余った木を使って試し加工をしてみます。
問題点は①角のrとNCのキリのサイズが一致していない
②4つの角のうち、3つが違うサイズのr
NCの加工はスタート地点を決めて、そこから上下左右に進む量を入力して加工する方法があるのですが、円と直線の接する地点なんてのは図面にも載ってないですし、計算の仕方も分かりません。なのでアナログな方法で位置を出しました。
もう穴はあいているので、それに直線を足して接点をメジャーで計測しました。
あとはこれにNCのキリの半径を引いて位置を出しました。
では、いざ加工。
結果↓
なんか上手くいきました。
デジタルとアナログの融合、いいですね。
どちらかに偏ってもダメで、これからも柔軟にバランスよくやっていこうと思いました。
おわり。(イド)