5日間のインターンシップでの学び
初めまして。
甲南女子大学人間科学部生活環境学科3回生の綿貫と申します。
私は9月7日~11日までの5日間、インターンシップでお世話になりました。
学校では、生活環境を研究するゼミに所属しており家具に興味があったのですが、
家具がどのように作られているのか実際に現場を見てみたいと考え、このインターンシップで箭木木工所さんに行くことを決めました。
私は今回の主な作業として、試験用の小箱のお手伝いをさせていただきました。
その小箱の中でも、天板と側板の作業を行いました。
50個の小箱を作るのですが、その為に必要な側板は200枚にもなるため、他のインターンシップ生と作業を分担しながら作り上げていきます。
同じ作業の繰り返しなので、要領が分かってくるとペースも上がります。
しかし、家具作りでは少しのズレでそれまでの作業が無駄になってしまったり、そこから修正を加えることになります。さらに、自分の作ったものが
商品になるということで失敗が出来ないため、集中力を切らさないよう常に緊張感と責任感を持って作業を進める事が必要だと感じました。
▲側板
また、今まで使ったことのない機械も使わせていただきました。
危険な機械も多く、少しの油断やミスが大きな怪我に繋がりかねないため、今回のインターンシップの中でも特に気が引き締まりました。
5日間の内2日は家具の塗装屋さんに行かせていただきました。
▲家具塗装屋さん
そちらでは、「養生」という塗料が付かないようにテープで貼る作業を主に行いました。
私はインターンシップ生2人で行ったのですが、もう一人の方は前日もそちらで作業されていたこともありスムーズに作業をこなしていました。
一方、私は初めなかなかうまく行かず、時間を掛けてやっと養生が終わるという状態でとても悔しく感じました。
しかし、コツが掴めてくるとペースも上がり、テープがうまく貼れた時は嬉しかったです。
▲養生したもの
初めは家具のことや道具・機械についても知識がなく、こんな自分でもやっていけるのかと、正直不安しかありませんでした。
しかし、始まってみると機械の使い方も丁寧に説明していただき、刃の動き方についても何故こんな動き方をしているのか詳しく知ることができ、とても勉強になりました。
また、今回のインターンシップで学んだことは普段から人に教えられるように作業を進めるということです。
こちらでは、自分が担当していたことを次の日に別のインターンシップ生に教える機会がありました。
自分が教えたことで相手は作業を進めていく為、私の説明不足によりミスを引き起こしてしまう可能性があります。
そこで、教える際に相手が理解しやすいように説明を工夫することが重要だと感じました。
しかし、実際に自分が教える立場になってみると、作業工程を教えることばかりに気を取られ上手く伝えられませんでした。
そこで、自分が作業している時には1つ1つの作業の重要なポイントと、何故その工程が重要なのかを考えることで説明の際に伝えやすくなり、これらのことから自身の行動に常に責任を持つということを実感しました。
このインターンシップでは、箭木木工所さんで社会人として必要なことをたくさん学ばせていただきました。
今後の学校生活や就職活動で今回の経験を活かしていきます。
お忙しい中、インターンシップに参加させていただきありがとうございました。
5日間本当にお世話になりました。