大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科3年のI・Hです。大学経由で9月4日から8日までこちらの株式会社箭木木工所でインターン生として、木工製品の製作補助から畑仕事まで幅広い業務を経験させていただきました。

機械加工での木工作業は生まれて初めての経験だったので、最初はうまくできるか心配していた面もありましたが、研修担当者さんだけでなく他の従業員さんにも優しく丁寧に教えていただきましたので、その不安は一瞬で無くなりました。時に優しく時に厳しく、皆さんの仕事にかける思いが仕事の節々から伝わってきて、皆さんの役に立てるよう頑張ろうと心から思える研修先でした。

また、他のインターンシップ生にも恵まれました。任された業務を共にこなすこともあれば、それぞれ別の業務を担当することもあり、皆でうまく協力し合いながら業務に取り組むことができました。同じ環境で皆がそれぞれ工夫を凝らして業務をこなす姿に、奮い立たされることも多くありました。たった5日間ではありましたが、皆とともに業務に取り組めたことが、非常に嬉しく思えました。

今回のインターンシップで最も私の印象に残ったものは、下の写真の黒い木箱です。私は今回のインターンシップでこの木箱の側面と底面部分の製作や完成品の修正など、インターンの初日から最終日まで木箱の製作の一部を担当させていただきました。側面用の木材を指定の寸法に切断する業務を担当していたときや、部品を圧着する業務を行っていたときなどは、今行っている業務がどのような終着点に行き着くのか分からずにいたのですが、いざ完成品を目にしたときは、このインターンシップでの私の集大成が目の前にあるような気がして感動を覚えました。

濃密で充実したインターンシップでしたが、摂取した水分量もかなりのものでした。残暑と呼べる暦になりつつありますが、まだ夏は過ぎ去ってはもらえず、かなりの水分を摂取しながら業務に取り組んでいました。ありがたいことに、木工所前の自動販売機はどの飲料も安く購入することができ、ラインナップも充実していたので、次は何を飲もうかなと買う飲料を楽しみにしながら業務に取り組んでいる面もありました。そしてなにより、業務中に飲む水の味はやはり格別だなと、今回のインターンシップを経てそう実感しました。

何はともあれ、この5日間で得た経験は、私のこれから仕事としてやっていきたい商品開発の職にも強く通ずる、とても充実したものであったと実感しております。心残りがあるとするならば、前の自動販売機での、数字がそろえばもう一本もらえる当たりを、一度も引き当てることができなかったことです。

以上です。ありがとうございました。