実際のもの造りを見て
こんにちは、大阪産業大学 機械工学部 3回生の三輪敦士です。
私は機械工学科なので、普段学校では主に機械を作るために必要な力学などの勉強をしているのですが、
学校での勉強や、アルバイトなど様々な経験をしていくうちに、将来身近にあるようなモノを作る職業に就きたいと思うようになりました。
そのため、私はインターンシップで実際に身近なモノを作っている現場を見て、自分に何が必要かということを確認したいと思い、
身近なモノである「家具」を作られている箭木木工所さんのインターンシップに参加させていただき、9/8~9/18の期間中勉強させていただいています。
私がインターンシップで一番印象に残っているのはキャスター付きワゴンの作成です。
木材の運び出しから始まり、木材の切り出し、組み立て、修正作業、仕上げ、搬送までを一貫して手伝わせていただきました。
作業を行っていく中で、私にとって多くの体験をしたのですが、その中でも特に組み立て作業で多くのことを感じることができました。
組み立て作業では、切り出した木材に貼り合わせ用の切り欠きを作り、ボンド、ビス、小さな釘のようなものを打ち付けるフィニッシュネイラーという工具を使い行うのですが、私はフィニッシュネイラーでの固定作業中に8回もの失敗をしてしまいました。
作業しにくい状態のまま作業してしまったこともあり、僅かな手の傾きで板材から釘が飛び出してしまい、その板材をダメにしていまいました。
一度失敗してしまうと、本来は数秒で済むはずの作業がとても長い時間を修正に費やす必要が出てきてしまい、職人さんの手を煩わせるだけでなく、コストの問題にもなると箭木さんに教えていただきました。
少し考えれば分かることだったのですが、時間がかかれば人件費も掛かり、材料費ももちろん嵩んでしまいます。
失敗した時の私は、そのことも忘れてしまうほど混乱していました。
なのに混乱したまま作業を続けてしまったことも失敗を増やしてしまった一因ではないかとワゴンが完成した今でも悩んでしまいます。
しかし、その失敗、修正作業を行った経験から今の私に足りないもの、治すべきことも多く発見することができました。
私は、このインターンシップを通して職人さんを見て感じ、学んだこと、教えて頂いたこと、自分の失敗から学んだことなど様々な経験を得ることができ、学校にいるだけでは学べなかったようなことも学ぶことができました。
インターンシップが終わってからもこの経験や学んだことを活かし、直すべきことは直していけるようにしていきます。
インターンシップに参加させていただいて、ありがとうございました。
明日で最後になりますが、最後まで気を抜かずに頑張ります!