こんにちは。2月13日から6日間お世話になりました、大阪工業技術専門学校 大工技能学科の渕上晴雄です。

私は普段、学校で大工の勉強をしているのですが、大工だけでなく家具や建具など、木を使用して造作をする仕事にも興味があるので、今回企業研修をさせて頂きました。

研修内容は、主に木箱の作成と家具の設置工事です。

《木箱の作成》
木箱の作成は、天板・側板・底板づくりから始まりました。
まず木材を組み合わせ、練り合わせを行いベニヤ板・コルクボードを貼り付け、規定の寸法に切断し、板を作ります。そうして作成した板を組み合わせ、箱にしていきました。

パネルソー
<パネルソーにて板を切断>


溝切り
<昇降盤にてコルクボードの寸法調整>

 

組まれた箱 組まれた木箱
<組まれた箱(50個)>
この後、ヤスリで面取りし、塗装、天板(蓋)の取付作業になります。
企業研修の期間内に完成しなかったので、次の研修生に作業を引き継ぐことになります。

 

《吊戸棚の設置補助》
研修期間中、現場に連れて行って頂き、店舗の吊戸棚の設置の補助を行いました。

吊戸棚 設置補助
<吊戸棚の設置補助>
下に支えを入れつつ、家具を固定します。

 

設置後 清掃
<設置後の清掃>
シンナーを使用し、拭いて汚れを落としていきます。
家具ひとつ設置するのに、想像以上の苦労があることが分かりました。
初めての現場作業で、どのように動いたら良いのか分からず苦労しました。

今回の研修では、作業一つ一つの大切さを学びました。
木箱作成を通して一つの作業の良し悪しが、後の作業に大きく響く事を実感しました。
周辺環境を綺麗にしておくことで作業がスムーズに進むこともわかりました。
機械の操作も、要点を押さえ、安全かつ正確に作業する大切さを学びました。

普段私たちが目にしている家具や什器の裏側を知ることができ、将来の事を考える良い経験となりました。
この経験を糧に、自分の進む道を絞っていきたいと思います。