はじめまして、和歌山大学 経済学部 ビジネスマネジメント学科 4回生の丹野 軍と申します。

今回、私は株式会社箭木木工所さんでインターンシップ学生として6日間お世話になりました。

私は大学で経済、経営に関する分野を勉強しており、職人仕事とは全く関係のないことを学んでいますが、昔から、世界的に高い技術力をもった日本の職人に憧れがあったのでインターンシップに参加しました。

正直、私はすぐに作業内容のコツを掴んでスムーズに仕事をこなしてやろう、ぐらいの気持ちでしたが、実際にやってみるとそう簡単なことではありませんでした。メラミン化粧板を貼る作業や、ビス入れ作業、面取り作業、サンダーで板の表面を平らにする作業など、とても本格的な家具作りの作業ばかりで、最初はどうして良いか分からずミスもたくさんしました。ですが、その度にベテランの職人さんにフォローしてもらい、次からどういうやり方をすれば極力ミスを減らせるか、綺麗に仕上げることができるか教わりました。

職人というのは一般的に頑固で厳しいイメージがありますが、箭木木工所は優しい職人さん達ばかりで、作業の一つ一つを丁寧に教えてくれます。たとえミスをしてしまっても角材でどつかれるといったことはありません(どんどんミスをしても良いという意味ではありません)。そのおかげで短い間でしたが、多くのことを学べて、楽しく作業をすることが出来ました。

職人の仕事は奥が深く、数日手伝った程度ではその本質的な楽しさまでは理解することが出来ないかもしれませんが、本格的な作業を肌で感じることができただけでも良い経験になりました。みなさんもぜひ箭木木工所で職人の仕事を体験してみてください。