インターンシップで学んだこと
こんにちは。
9月7日から12日までの6日間インターンシップでお世話になりました、武庫川女子大学の大西です。
今回箭木木工所さんで本当に貴重な経験をさせていただきました。
私にとっては初めてのことばかりで、初日の一番初めにまず、エアーの脱着をさせていただいたのですが
外すのに時間がかかりそれだけでも苦戦してしまいました。
この6日間で試験用の小箱とキャスター付きワゴンをつくることに携わらせていただきました。
どの工程もきっちりと1ミリ単位で合わせなければ最後に組み立てることができなってしまうので長時間の集中力が必要とされます。
単純に作業にみえても一つ一つの全てをきっちりつくろうと思うとなかなか難しいということが、実際にやってみてとてもよくわかりました。
生きていた木を切って今つくていると思うと無駄にはできないという思いと、商品になるものなので緊張感をもって作業に取り組もうという思いを持ちながらも、元々ものをつくったりという作業が好きがったのでどの工程もやっていて楽しいと感じました。
作業をしていく中で、木を見ていると一つ一つの色や模様が様々で同じ木でもそれぞれ違うんだと実感しました。
試験用小箱では50個の箱をつくるのに200枚の板をつくらなければなりません。
そしてその天板や側板をつくるのにもたくさんの工程があります。
私の中で印象的だったのは、側板の端を5ミリほど落とすという作業です。ただ綺麗に切ればいいという訳でわなく、
切る順番が決まっていてもし順番を間違えてしまうとそれだけでズレが出てしまいます。
細かいところまで気をつけなければいけないので緊張しました。
3日目と5日目は近所の塗装屋さんでお世話になりました。
塗装屋さんでは木の面を磨いて綺麗にするペーパーや塗装するときに他の場所につかないようにする養生をさせていただきました。
ぺーパーをするときも木の模様が消えてしまわないように気をつけなければならないのですが、
手は完全な平面ではないので力のかかり方が違ったりして難しかったです。
塗装をするのにもいろいろな種類があります。
ラッカーという塗りつぶしのものや、塗装をしたあとに拭きとって木の模様がわかるようにする染色
というもの、水性塗装やウレタン塗装があることも教えていただきました。
そして塗装をして完成するまでに、ペーパーやサンダーで表面を綺麗にし木の粉をエアーで吹き飛ばしてその後タオルで拭いて、というような作業を何度も何度もします。全て合わせると4工程ほどありとても手間がかかるということも知り、本当に勉強になることばかりでした。
今回のインターンシップを通して、一つのものをつくるのにどれだけの人が関わっているのだろうと考えさせられました。
自分が普段使っている家具なども沢山の人のおかげであるのだと思うと有り難みをとても感じます。
他大学からインターンシップできている学生の方たちとも協力していろんなことをして、
関わる人が多いほど情報をしっかり伝えることが大切だということも学びました。
今回経験して学んだことをこの先の自分にしっかりと活かしていけるようにしたいです。